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青空

カナダ留学記

教室の卒業生が、一年間の留学体験記を寄せてくれました。

ドラマチックな彼女のストーリー、ぜひ最後までお読みください。

学校の様子

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オンタリオ州ウィンザーにある田舎町の公立高校に通いました。学校では、ドッジボール大会やホットドッグパーティなどイベントも多く、校則はないので好きな服を着て、好きなものを持って学校へ行けたのは、私にとってすごく嬉しかった部分でした。

 

部活も盛んで、シーズン(学期)毎に違うスポーツを体験できました。私はクロスカントリー、水泳、陸上をしましたが、ほかにもホッケーやカーリングなどがあり、日本ではないような部活に挑戦できたのはカナダならではかなと思います。 

言葉の壁…

学校に通い始めた時は、誰も知らない状態でいきなり授業に放り込まれ、すごく怖かったです。しかしその時すぐにクラスメイトが話しかけてくれ、自分からも勇気もって話しかけたりして友達がたくさんできました。

 

最初の頃は、一対一でないと会話をするのが難しかったです。グループでの会話は置いていかれることも多く、その環境に悩んでいました。しかし徐々に時間が経ち、仲良くなることで距離が縮まり、会話も自ずと聞こえてくるようになりました。私がずっと心がけていたのは、日々の自習勉強はもちろん、対面での会話の場面をたくさん生み出すことです。対面なら分からない言葉があっても、すぐに質問しやすく、そこで練習がしやすいからです。

基本的にカナダ人は優しい人が多いので、怖がらずにどんどん話しかけてみるのが良かったと思います。 

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強烈だった drama の授業

カナダの高校の授業は選択制でした。私が取った授業の中で一番印象に残っているのは、EnglishとDrama(演劇) の授業です。強烈に言葉の壁にぶち当たった教科でした。話すことを求められる授業だったため、初めは友達に常に横についてもらって授業を受けていました。English の授業では、聞いたことのなかったカナダ先住民の歴史を学びました。カナダの先住民は植民地時代から迫害を受けており、たくさんの犠牲者がいたことを知りました。内容が重いこともあり、たくさんの量を読むので、とても苦戦しました。

Drama(演劇) の授業は、カウンセラーさんに英語の練習に良いから、と勧められ取った授業でしたが、私のことを大きく変えた授業だったと思います。初日から舞台に立って演技をしながら自己紹介をする、というハードぶりにはすごく圧倒されました。自分のコンフォートゾーンに閉じこもりたくなりましたが、自分の殻を破らないと単位がもらえないので、ひたすらに挑戦し続けていたら、気付かぬうちに舞台に上がることが苦ではなくなっていました。このような授業は日本にいたら、絶対に体験できていないことだったと思うので、すごく貴重な経験ができたと感じています。  
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​家族との過ごし方

私がカナダで感じた文化の違いは、家族との過ごし方です。私の住んでいた地域は特に田舎だったため、家で家族と過ごす時間はすごく多かったと思います。私の友達は、金曜日の夜は必ずみんなでゲームをするとか、毎日映画を一緒に見るという家庭もありました。私のホストファミリーもすごく家族時間を大切にしていたので、映画という共通の趣味でたくさんの時間を共に過ごしました。

また、カナダは行事も多く、それに対する熱量も強く感じました。家族みんなでお祝いする行事はすごく楽しく、大好きでした。日本では、私の家族はみんなが忙しく、それが普通になっていて、一緒にみんなで何かをしないといけないという意識はなかったと思います。カナダでホストファミリーと過ごした時間はたった一年だけれど、そこで気づいた絆や信頼はすごく大きく、家族の大切さを改めて教えてもらった一年だったと思います。 

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一年間の留学を終えて

もっといろんな価値観を知りたい、世界を見たいと思うようになりました。留学に行く前の自分は、目の前のことしか見えていなかったと思います。自分を俯瞰して見るのはすごく難しいのですが、実際に異国の地で生活してみるからこそ知れる自分もあって、一年を通しての自己成長は大きいかなと思います。しかし、たった一年間日本を出ただけでは、知らないことなど山ほどあり、違いを知ることの面白さや、どうやって違いを受け入れるのか、にやっと気づけた段階だと思います。

 

この一年間の留学は、今の自分の大きな自信に繋がったと思うし、この価値観を忘れずにもっと自分を成長させることができるように、いろんなことに挑戦したいです。大学では一年間のオーストラリアへの留学も考えているので、今回の留学経験を活かして準備をしていきたいと思います。 

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留学を考えている皆さんへ

留学は、現地でどれだけ努力したかによって結果は大きく変わる、と私は思います。言葉を必死に勉強して、友達作りを必死に頑張って、毎日を楽しもうと努力することができれば、すごく価値のある留学経験となるでしょう。ただ外国に行って生活するだけでは、あまり成長を感じれずに帰国することになるかもしれません。ただ異国での慣れない生活に違和を感じ、日本の良さを嘆くことになる、そのように帰国後に話す人も実際にいます。私も初めは、留学前の自分のマインドセットの弱さに後悔しました。外国へ行ってみるとしんどいことが多いのは当たり前で、日本が恋しくなることもありました。しかし、自分がなぜ留学しているのか、どうなりたいのかをしっかり自分の中で理解することが大切だと思いました。私は、折れそうになった時に支えてくれるのが、日本にいる親ではなく「自分で決めた自分の中の目標」にすることで強くなれたと思います。

 

 

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留学はみんながみんな行けるものではないので、もしそのチャンスをゲットできるなら、必死に掴んでそのチャンスを逃さないように、頑張ってほしいと思います。努力した経験は後から絶対に自分を助けてくれます。強い心を持って人生を変えるような留学経験をしてくれる人が増えることを願っています! 質問などあれば気軽に連絡してください! 相談乗ります!
​丸山 寧々  nene2225nene@gmail.com

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